1. HOME
  2. ブログ
  3. 団体区分
  4. 学校・教育
  5. 横浜YMCAスポーツ専門学校

BEACH CLEAN REPORT

ビーチクリーンされた皆様からのレポートを掲載しています

学校・教育

横浜YMCAスポーツ専門学校

こんにちは!横浜YMCAスポーツ専門学校です^^
私たちは2021年11月3日(水・祝)に逗子海岸にてマリン実習を実施しました。コロナ禍で入学を迎えた1年生にとっては、ようやく初めての学校行事となりました。当日は見事な快晴で暖かい陽気に恵まれ、皆でウインドサーフィンやSUPを体験して、楽しい思い出をつくることができました♪

プログラムの中でビーチクリーンも実施し、環境問題やSDGsについて考える機会となりました。大変遅くなりましたが、学生たちのレポートの中から各コースの代表者分を抜粋し、まとめて報告とさせていただきます。

【スポーツインストラクターコース】
ビーチクリーンでは逗子海岸のゴミを可燃ゴミと不燃ゴミに分別しながらゴミ拾いを行いました。海岸にはその場でご飯を食べている方や、物を使って遊んでいる方など、沢山の人でいっぱいだったので、色々なゴミが落ちているのではないかと思っていました。しかし、いざゴミ拾いをしてみると、わずかな紙ごみやガラスしか見つけることができないぐらいとても納麗な状態に保たれていることが分かりました。逗子海岸ではピーチクリーンを定期的に行なっているからゴミが少なく締麗な状態だったそうです。
もしそういった活動がされていなかったらどうなってしまうのか気になり調べてみました。すると、まず海岸に落ちているゴミは海水浴場の人のゴミでなく川から流れてくるゴミの方が多いことが分かりました。川から流れてくるゴミにはペットボトルやビニールなど街中にポイ捨てされているものが多くあります。こういったゴミが川から海岸まで流れてしまうことは、単に汚いだけではなく、海の中にいる魚にも影響があり SDG sの 17 の目標の中にもある海の豊かさを守ることができなくなってしまうと思います。また、漂流物によって砂浜での怪我に繋がってしまったり、ゴミを食べてしまった魚を人間が食べることにより人間の健康にも影響があったりと、他人事ではないと感じました。
そういった中で、ビーチクリーンを日頃から行い海を締麗に保とうとしてくださっている方々がいることはとても大切なことだと思います。そして、海の豊かさを守るためには川から流れてきてしまう街中のゴミもなくしていかなければならないと思います。海へ行く機会は少ないですが、街中でのゴミ拾いなど一人一人ができることをして、海の豊かさを守ろうとする努力をしていくこともとても大切だと考えます。

【サッカーコーチコース】
私は今回のマリン実習でのビーチクリーンを行う前までは、ビーチはゴミがたくさん落ちていて汚いというイメージを持っていましたが、実際にビーチに行ってみるとゴミはほとんど落ちていなくとてもきれいでした。これは、普段からボランティアの方々がビーチクリーンを行ってくれているからだと知りました。さらに、かながわ海岸美化財団がボランティアの方をサポートしていることも知りました。私たちがビーチクリーンを行った際に使用したゴミ袋やトングも、かながわ海岸美化財団が無償でサポートしてくれていました。そうしたサポートのおかげでポランティアの方々が増えていくのだと思いました。
今回ビーチクリーンをしてみて、1番多かったゴミはプラスチックでした。これは、世界間題にもなっていることです。SDG s の14 番「海の豊かさを守ろう」に当てはまります。人間が出したゴミで海の生物の命を脅かしています。海に流れ着いたゴミを誤って食べてしまう事や、引っかかってしまいます。日本は1年間で出すプラスチックのゴミの量はアメリカに次いで世界2位です。そんな日本でも対策はされています。例えば、コンビニなどでのレジ袋有料化や、紙ストローなどの対策がここ最近増えてきました。国が対策をするだけでは何も変わらないと思います。私たち一人一人が出来ることもたくさんあります。
1. マイバックを使用してレジ袋は貰わないこと
2. マイボトルやマイストローを使用してプラスチックの使用を減らすこと
3. ビーチクリーンや河原の清掃活動に参加すること
この3つは私たちが努力する事が出来ると思います。一人一人がほんの少しの意識を変える事が出来れば、海だけに限らず世界全体がきれいになっていけると私は思います。

【スポーツトレーナーコース】
今回行った返子市の海にはあまり大きなごみや、人工的なごみが少なかったように思いました。そのなかでもプラスチック製品やガラスの欠片、漁などで使われていたと思われる縄のようなごみが目立ちました。このようなごみは海の生き物が誤って飲み込んで最近 SNS で話題になったカメのように怪我をしたり命を落としてしまったりするだけでなく、ピーチを歩いている人が気づかずに踏んで怪我をしてしまう可能性があり危険だと思いました。海の生き物だけでなく、ビーチに来る人々も安全に楽しめる場所が増えたらとてもいいなと思いました。
このことから、パッと見た感じはきれいに見える逗子の海や今回の実習とは関係がないけれど、沖縄のような観光地にもなるきれいな海にも少なからずゴミがあるということが分かりました。このことは持続可能な開発目標である SDGsの14海の豊かさを守ろうに直結するので、今回、逗子市の海では地域の方が積極的に海を掃除していると開いて自分たちの住んでいる地域は自分たちできれいにすることを当たり前にできたら SDGsの進展に一歩近づくのではないかと思いました。
最後に、SDGsを実現するためにゴミの問題は海に限らず自分たちの住んでいる街や山なども変えていかないと改善されないことだと思うので、資料にあるごみの割合を見てもわかるようにプラスチック類やガラスなどのおそらくビンのごみやビニール袋などの人がその場所に遊びに来た時に捨てて行ってしまったと思われるゴミがほとんどなので、一人一人が少しずつ気をつけていくことが本当に SDG s の達成につながると思いました。

マリン実習を実施する前に学校の授業で「SDGs」について学びました。「SDGs」とは17個の持続可能な開発目標のことで世界的に目標になっているものです。その中で「海の豊かさを守ろう」という目標があります。この目標に向けゴミ拾いを行ったのですが、ゴミがほとんどなく、とてもきれいな海水浴場でした。なんでこんなきれいなのか地元の方に開いてみると、日頃から地元の方々がビーチクリーンをしているそうです。地元の方々のこの取り組みによってきれいな状態が続いていて、観光客もゴミを自主的に持ち帰る意識をするようになると思うのでとても意味のある行動だし、「SDGs」にもつながるので素晴らしい行動だと思いました。世界には合計1億5,000万トン以上のプラスチックゴミが存在し、毎年約800万トン(ジャンボジェット機にして5万機相当)に及ぶ量が新たに流れ出ている推定されているそうです。海洋ゴミの半分以上を占めるプラスチックゴミは、その素材の性質上滞在期間が長く、中には400年以上海の中を漂うものもあり、海洋ゴミの7~8割は街から来ているそうです。そして2050年には魚より海洋ゴミの量が多くなると言われているそうです。この問題は国や企業だけでなく、1人1人のゴミを減らす意識や行動が、海の未来を守ることにつながります。逗子の地元の方々のように1人1人が意識をし、ゴミを減らしていかなければならないと思いました。

【こどもスポーツ・保育コース】
海岸に向かうととても綺麗な海が広がっていて感動しました。可燃ごみと不燃ごみに分けてトングを使ってごみ拾いをしました。最初海を見た時から思っていたのですが全然ごみが砂浜にも海にも落ちていなくてとても縞麗でした。その理由は、定期的にボランティア団体の方や地域の方々がピーチクリーンを行って下さっているからだそうです。もしも砂浜や海にガラスの破片やプラスチックの破片が落ちたままだったりすると、環境にも良くなかったり、けがをしてしまったりしてとても危険なので、楽しく安全に海を楽しむためにもピーチクリーン活動は大切だと思いました。
逗子の海のようにピーチクリーンをして縞麗な状態の海を保つのも大事ですが、まずはごみを出さないことやごみを捨てないということが一番だと思います。今の日本の海の状態を知ってもらうことも大切だと思います。ピーチクリーンを行ってくださっている方々がいることや、海にレジ袋が浮いていてそれを食べてしまった魚が死んでしまうということ、環境にとても悪い影響を与えていることなどをもっと知ってもらうことで、自分の行動を見直すきっかけになると思います。私もポイ捨ては絶対しないですし、プラスチックも使わないようにして、少しでも環境のためになるようなことをしていきたいと思いました。

学生たちにとって多くの気づきと学びを得る機会になったようです。このような活動がきっかけでさまざまな問題に関心を持ち、理解を深め、これからの社会のために行動を起こせる力を身につけていければと思います。
ご協力いただいたかながわ海岸美化財団のみなさん、本当にありがとうございました‼