海岸ごみの組成の変化から分かること

海岸の人工ごみの割合は、今から30年前は金属が約31%、プラスチックが約40%でしたが、現在は、金属が約16%と半減する一方、プラスチックは57%と1.4倍まで増えています。

この変化の要因が分かるのが、歴代の実際の海岸ごみの写真です。

30年前の1991年の海岸は、空き缶だらけでした。

それが、近年の2010年には、ペットボトルに変わりました。

では、現在はと言うと、ペットボトルがメインなのは変わりませんが、使用済みペットボトルを再利用したリサイクルボトルが目立ってきました。

調査結果と日々の実際の海岸ごみの実態とを照らし合わして分かることは、海岸ごみの組成の変化と飲料容器の素材の変化は一致しています。いつの時代も、飲料容器が海ごみ、海岸ごみの大きな要因となっているといえます。

缶からペットボトルへ。そして、ペットボトルから再生素材リサイクルボトルへ。

飲料容器の素材を変えることが、海岸ごみにどのような影響があるのか?

「海ごみの素材が変わっただけ。海ごみは全く減っていません。」

海ごみや海洋プラスチックを本当に減らしたいのであれば、その答えは、いつでも海岸に転がっています。