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お知らせ

海ごみの現場から

三つを一つに

実は、神奈川県の海岸清掃は、三重構造になっています。

1)専門業者のノウハウや重機なども活用した美化財団の海岸清掃
2)ボランティア清掃
3)美化財団の職員や臨時作業員による直営清掃
の三つです。

それぞれの年間のごみの回収量は、美化財団の委託清掃が1500~2000トン、ボランティア清掃が50~100トン、直営清掃が150~200トンになります。

ポイントは、この三つの清掃を美化財団が一元に管理運用していること。

例えば、大規模なボランティア清掃が予定されていれば、調整可能の範囲で、そこの美化財団の委託清掃は控えるよう配慮しますし、通常の海岸清掃でもボランティア清掃でも手が回りづらい海岸は財団が直営で清掃しています。
このおかけで、清掃に無駄を生むことなく、ごみの状況に合わせて素早く対応でき、効率的かつ効果的な清掃が実施できます。

ごみの回収量を見ればわかる通り、神奈川の海岸でのメイン清掃は「美化財団の委託清掃」です。これが欠けたら神奈川の海岸はごみだらけになります。重機なども使用して広い範囲を一気に清掃するのが特徴です。

一方、ボランティア清掃は人の手で一つ一つごみを拾うので、細かなごみまで取り除けます。二つの清掃はいわば補完しあう関係です。

さらに、そこに普段、なかなか手が回りきらない海岸やちょっとした放置ごみなどを美化財団の職員が直営で清掃しています。

海岸のごみの状況は日々、変化します。
この変化に合わせて、三つの清掃を弾力的に運用できることこそが美化財団の強みであり、他に類を見ない実効力のある海岸美化の仕組みといえます。

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