8月31日。毎年、この日が来ると、ホッとします。
今年もなんとか夏を乗り切ることができたと。本当に、毎年「なんとか」です。
7月、8月は、江ノ島界隈の海岸では毎日、鎌倉でも週5日、多くの方がまだ眠りの中にいる朝5時からスタートしていた早朝清掃も今日で最後。明日からは通常シフトの清掃に変わります。
今年の夏は、とにかく暑かった、これに尽きます。
酷暑の中、例年通りの清掃を維持するのは非常にきつかったです。
また、海岸のごみは、「雨が降る」→「陸域のごみが海に流れる」→「海岸にごみが上がる」経路で海岸までやってきますが、今年はそうした経路とは別のごみが増えました。
それが黒潮系のごみです。
現在、黒潮が大蛇行していて黒潮が通常より相模湾に近づいています。そのため、相模湾では、大蛇行以前はほとんどなかった、ウキや漁網などの海外からのごみが、南風が吹くたびに相模湾沿岸に漂着しました。それだけでなく、関東以西の地域で線状降水帯などの影響で山から流出したと思われる流木なども非常に多く漂着しました。
これまでは、天気が安定していれば、一度清掃すればある程度キレイな状態が続いていましが、なかなか予想できないごみが増えた今年の夏でした。清掃する側からすると、非常にやりづらかったです。
そうした中、大きな力となったのがビーチクリーンボランティアの方々でした。週末だけでなく、平日の早朝でもごみを拾うボランティアの方が非常に多く、ボランティアの申し込みは、過去最高だった昨年と変わらないレベルを維持していました。
本当に、多くの方にご協力、ご支援いただいた夏でした。
明日からも美化財団は清掃していきますが、ひとまずは、ひと夏、お疲れさまでした＆ありがとうございました。