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海ごみの現場から

プラスチックの海なんて、遠い海外でのことだと思っていませんか? これが日本のマイクロプラスチックの現状です

ここは東京湾。

おぞましいくらい、細かなプラスチック(マイクロプラスチック)で海岸が覆われています。これが現実です。

マイクロプラスチックの中で非常に目立つのがレジンペレット。レジンペレットは全く減っていません。この動画が答えです。

問題なことは、この惨状は珍しいことではなく、10年前から何ら変わっていないことです。これが日常の光景なんです。清掃しても清掃しても、海が荒れれば、あっという間に元のごみだらけに戻ります。

海洋プラスチック問題は、遠い海外で起こっている出来事と思っている方もいるかもしれませんが、それは大いなる間違い。日本もかなり酷い状態です。

こららのごみは、海外から流れてきたわけではありません。ほとんどは陸域から、つまりは私たちの社会が排出したごみです。

東京湾は、日本で一番人口が多い首都圏から流出したごみが流れ込む海域です。そのため、別格にごみが多いです。清掃の現場で感じることは、『ごみが濃い』ということ。

これは海の中に含まれているごみ(主に小さなプラスチック)が非常に多いということです。

そうすると、相模湾側では、雨が降って陸域にあるごみが海まで流出しないと、海岸にごみがあがってくることはあまりありませんが、東京湾側は、海中のごみの含有率が各段に高いため、雨が降らなくても、海が荒れたり、風が強く吹いただけで、海岸にごみがあがってきます。

重ねて言いますが、この状況、10年変わっていません。5年前も10年前も同じ光景でした。まずは調べてという段階ではありません。 これをどうするのか? だれが回収し続けるのか?

ここから、この悲惨なごみの現場から、実効的な対策を考えていかなくては、この風景は10年後も変わりません。

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