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海ごみの現場から

海岸ごみは現実です。

海岸ごみは現実です。

日々、陸域でポイ捨てされたごみが発生し、それらが海岸まで流れてきます。
同じように日々発生する家庭のごみは、それに対応するため、きちんと定期的にごみの回収車がきます。そうしないと街にごみがあふれてしまいます。

しかし、海岸は異なります。
日々、大量のごみが流れ着いていても、それに対して継続的に回収しているのは、日本で唯一、美化財団だけです。
海のごみ問題が叫ばれるようになって相当な時間が経過しました。しかし、残念ながら海のごみは、減っていません。今、こうしている間も、多くのごみが海へと流れていっています。
これを食い止められるのは、継続的に海岸で回収するしかありません。それが一番効率的かつ効果的だからです。

もちろん、海岸のごみがゼロになることが一番です。しかし、ある一定量は日々発生するものとして、そこをスタート地点にして議論を進めていかないと、対策は現実離れしてしまうかもしれません。

神奈川県では今から30年前にそれを議論して海岸ごみの現実にしっかりと立ち向かう、美化財団という仕組みを作りました。
そして、その美化財団は、これまで16万8千トンのごみを回収し、外洋へ流出するのを食い止めてきただけでなく、317万人の清掃ボランティアもサポートしてきました。
この圧倒的な実績こそが、美化財団が海ごみ対策の先進的なモデルケースといわれる所以です。

この現実に対応する仕組みをしっかりと強化していくことこそが、一番の海ごみ対策です。

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